ドラッグと同じく、テストステロンは比較的売買がしやすいものである。スポーツ闇市場では大概でまわっている。皮下注射、ゲル、パッチによる投与や微量注入、鼻孔吸入およびエアロゾール投与が考えられる。2006年には、スポーツジャーナリストがテストステロンを「ツールドフランスの真の勝者」と呼び、「テストステロンはチャンピオンのドラッグだ」とまで主張した。その数ヵ月間で、トップレベルのスポーツ選手数人が血液検査で合成テストステロンが陽性であった。この選手のインタビューで「このテストステロンはおれのだ。自然なもので、自分のだ。」というのを読んで軽く笑ってしまった。哀れな愚か者だ。まるでパメラ・アンダーソンが生物学的女性であるというだけでEカップ115センチのシリコン製豊胸プロテーゼを自然な胸だと言い張るようなものだ。
– Testo Junkie Beatriz Preciado p183
火曜日 11月 29thに公開
